慢性蕁麻疹

慢性の蕁麻疹で、多いのは寒冷蕁麻疹とコリン性蕁麻疹です。
寒冷蕁麻疹は、原因が解っているので対処しやすいですが、コリン性蕁麻疹はなかなかやっかいです。
コリン性蕁麻疹は、体内で作られるアセチルコリンという物質に対するアレルギーと考えられています。
食事と違い、体内で合成されてしまうので避ける事が出来ません。
アセチルコリンは、温まった時、運動した時、ストレスを感じた時に沢山分泌されます。

中医学的には、内風と考えます。
風という邪気には、内風と外風があり、外風は外から入りこんでくるものです。
これに対して、内風は自分の体内で作られる邪気です。
この内風という邪気が体内で暴れている状態です。
あたたまると痒くなる事から、風熱という邪気と考えます。
さらに内風が出来る原因としては、臓腑のバランスが悪い可能性があります。
特に関係が深いのが、肝です。
肝は気の流れを調整しています。
自律神経のバランスなども気と関係がありますので、肝との関係が深いといえます。
また、肝気の流れが悪くなると、脾胃に影響が出来ます。
脾胃は胃腸の消化の働きで、この部分が悪くなると、胃腸に毒素がたまります。
この毒素が、体内の内風と結びついて蕁麻疹を治りにくくしていると考えます。
ですので、治療方針としては
 内風をおさえる
 肝気の流れを良くする
 脾胃の状態を良くする
などを考えます。